自分から意欲を持って
何でも食べる子どもを目標にしています
次の4つのことを大事にしています。
1.本物の味・旬の食べ物がわかる
インスタントや添加物などの化学調味料に慣れることは怖いことです。日本人としての味覚をつくり、生活習慣病予備軍をつくらないように薄味に気をつけ、天然の素材からダシを取るようにしています。また、日本にはすばらしい四季があり、おいしく栄養的にも優れた食べ物が採れます。ビニールハウスなどで年中いろいろなものが手に入りますが、本来の「走り」「盛り」「名残」を大事にしたいと考えます。
2.食べたいもの・好きな食べ物が増える
好き嫌いの原因として、あまりその食べ物に慣れていないなどが多いようです。また、咀嚼力の発達が十分でないため、食べることが億劫になっていることもあります。調理法を工夫し、さまざまな料理を食べることにより、好きな食べ物が増えていくようにと考えています。
3.食べることに興味を持ち、食事作り、準備に関わる
自分たちで作ったものを食べることは大きな喜びです。また、食べるものがどのようにして自分たちの口に入るのか、口に入ったものがどうなっていくのかなど、食べることに興味をもってほしいと思います。
4.身体にとって安心・安全なもの
子どもたちの体はこれから作られていくものです。体にとって安全なものを与え、望ましい食生活を身につけたいものです。輸入野菜は残留農薬の危険性を考えて、なるべく使用しないようにしています。また、食品添加物の危険性を考え、加工食品の使用頻度を減らしています。調味料も安心なものを使用しています。食品の放射能汚染の対応は、京都市保育課の考えをもとに対応しています。
5.日本古来の食文化を知る
京都には、日本古来より伝わる食文化だけでなく、京都人の知恵と精神が受け継がれた「おばんざい」の食文化があります。ハレの日(祭事)とケノ日(日常)を区別し、それぞれの年中行事にまつわる食事を取り入れています。
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